良い税理士さんってどんな人?選び方・探し方のポイントも徹底解説!

PR


この記事では、税理士さんの選び方・探し方を解説していきます。

ここ数年で、終身雇用制度崩壊の影響や多様な働き方を求め、フリーランスとして独立する人、副業を始める人が増えました。

しかし、収入を得るということは、お国に納める「税金」とは切っても切り離せない行為です。

せっかく始めた事業ですから、よくわからない税金に振り回されるより、専門家である税理士さんのサポートを受けながら、自分は事業に尽力したいものですよね。

  • 良い税理士さんに確定申告をしてもらいたい
  • そもそも良い税理士さんってどんな人?
  • 自分に合う税理士さんってどう選べばいいのだろう?
  • 税理士さんの探し方がわからない…

今回は、そんなお悩みを持つ社長やフリーランスの方に向けて、税理士選びのポイントをお伝えしていきます。

目次

安直な税理士選びはトラブルの元

税理士さんは税金のプロなんだから誰でも一緒でしょう!と思っている方はいませんか?

そう考えている方は要注意。

税理士さんを安直に選んでしまうと、後のトラブルに繋がりかねません。

確かに「税理士」は国家資格で、それだけで信用できる専門職ではあります。

しかし、税理士さんも、得意不得意のある人間であり、性格も寡黙であったり社交性が高かったり、十人十色なのです。

企業の面接と同じように、得意分野は何か、お願いしたい業務は対応可能なのか、人間性はどうなのか、などを見極めながら、税理士さんを選ぶことが大切です。

税理士さんは、皆さんの事業のパートナーにもなりうる存在ですから、見極めポイントをしっかりと押さえてくださいね。

悪い税理士さんにはこんな2つの特徴が…

まずは、悪い税理士さんの特徴を2つ紹介します。

ビジネスパーソンとして当然だろうと思われる内容かもしれませんが、税理士業務の内容を考えると絶対に避けるべき特徴ですので、厳格に見極めることが重要です。

悪い税理士さんの特徴①:期限を守らない

悪い税理士さんの特徴1つ目は、期限を守らないことです。

ご存知のとおり、確定申告や税務署への書類の提出には期限があります。

どんなに時間がかかる業務であっても、税務署への提出期限は絶対厳守であり、期限が過ぎると、罰金や制度の適用ができないなどの実損が生じてしまいます。

そんな中で、期限にルーズな税理士さんが担当だと、提出期限ギリギリになってバタついてしまったり、必要書類が間に合わなかったり、大変なことになるのは容易に想像できるでしょう。

普段の何気ない対応であっても、期限を守ってくれない税理士さんは避けた方がベストです。

悪い税理士さんの特徴②:コミュニケーションが滞る

・レスポンスが遅い
・質問に対して、何の連絡もなく何日も回答がない
・電話の折り返しがない

悪い税理士さんの特徴2つ目は、コミュニケーションが滞ってしまうことです。

上記の一覧にあるような税理士さんは避けた方が良いでしょう。

というのも、税理士さんの対応が事業に直結する場面も多くあるからです。

銀行の融資を受けたい場合には、試算表や決算数値の説明、事業計画を求められます。

また、皆さんがお客様に営業をする際、税金のメリットやリスクをお話しすることもありえますよね。

もちろん、理不尽な対応を求めるのはNGですが、コニュニケーションが滞り、事業を進めにくい税理士さんは選ぶべきではありません。

良い税理士さんにはこんな5つの特徴があります!

では、反対に良い税理士さんとは、どんな特徴があるのでしょうか。

今回は、主に5つの特徴をお伝えいたしますが、非常に重要なポイントですので、ぜひご覧になってくださいね。

良い税理士さんの特徴①:税理士業務をサービス業と考えている

1つ目の特徴は、税理士業務をサービス業として考えていることです。

税理士という職業は、なかなか他の人に取って代わることができない税の専門家です。

「先生」と呼ばれ、業務内容も特殊ですから、中には横柄で融通のきかない税理士さんもいることでしょう。

しかし、お客様のニーズに応えて喜んでもらいたい、事業を伸ばしていくお手伝いをしたい、などの志を持つ税理士さんはたくさんいらっしゃいます。

専門家でありながらも、お客様に喜んでもらえる”価値のあるサービス”を提供してくれる税理士さんであれば、経営者側の立場で、一緒に悩み、考えてくれます。

そのような税理士さんとは、良いビジネスパートナーとして、お互いに気持ちよく仕事をすることができるでしょう。

良い税理士さんの特徴②:スピード感のある対応をしてくれる

・メールや電話のレスポンスの早さ
・質問に対する回答の早さ
・お願いした業務に対する早さ

2つ目の良い税理士さんの特徴は、スピード感のある対応をしてくれることです。

スピード感のある対応というと抽象的ですが、上記のようなことが判断基準になると考えられます。

もちろん、一般的に繁忙期といわれる12月〜3月や、他の業務で立て込んでいる時期など、タイムリーに対応できない場合も多いでしょう。

そんな時は、前もって「いつまでに回答する」など、何らかの連絡をくれる税理士さんだと安心ですね。

良い税理士さんの特徴③:重要な情報を事前に共有・提案してくれる

・事業に直結する税制改正の内容
・1年間の業績の見込み
・税金の試算
・補助金や助成金の提案
・節税対策

3つ目の特徴は、重要な情報を事前に共有・提案してくれることです。

重要な情報とは、例えば、上記に挙げたような内容などがあげられるでしょう。

そして、それらの内容の重要度は、企業や個人事業主ごとによって異なります。

良い税理士さんというのは、お客様に対して何が重要な情報で、どんなことが求められているのかを把握し、事前に情報共有や提案をしてくれます。

正直、受けられるサービスの量や質は、顧問料の金額にも左右されるものです。

特に事業や事務フローに変更があるような改正内容などについては、経営者がしっかりと準備できるよう、早めに伝えてくれる税理士さんが良いですね。

良い税理士さんの特徴④:柔軟な視点で物事を考えてくれる

4つ目の特徴として、柔軟な視点で物事を考えてくれることがあげられます。

事業の中には、税務的に問題があるものと問題ないもの、そして「問題となりそうなもの」が出てきます。

この「問題になりそうなもの」を「税務的にリスクがある」といいますが、この対応や解釈が税理士さんによって異なるのです。

柔軟な視点を持った税理士さんは、税務的にリスクがある事象に対して「ダメです」と一蹴はしません。

・税務的なリスクの度合いはどれほどか
・事業の合理性や業界の慣習から考えると正しいのか
・税務署に問題ありと指摘された場合の影響は何か
・他に代替案はないか

など、総合的に考えて意見を出してくれるでしょう。

また、明らかに脱税に近い行為については、ダメだとはっきり伝えてくれることも重要です。

良い税理士さんの特徴⑤:過度な節税より、利益や資金繰りを重視する

良い税理士さんの5つ目の特徴は、過度な節税より、利益や資金繰りを重視していることです。

とはいえ、税金なんて支払いたくない!と思う人は多いでしょう。

もちろん税理士さんも、その気持ちはよくわかっていますし、節税対策はルールから逸脱しない範囲内で提案するべきだと思います。

ですが、例えば利益を減らすため、本来必要ない保険商品や資産を購入するのは、本当に正しいといえるでしょうか。

月末にこれら多額の支払いをして、資金繰りが悪化したり赤字になったりしては、元も子もありませんよね。

銀行から融資を受けたい人は利益を出さねばなりませんし、利益を出さなければ事業も大きくなりません。

手元の資金が少ないと、そもそも事業が立ち行かなくなります。

過度な節税よりも、企業やその事業の将来を見据えて、利益や資金繰りを重視してくれる人が、良い税理士さんだと考えます。

税理士選びを失敗しない5つのポイント

ここまでで、どんな税理士さんを選んだ方が良いかを確認いただけたと思います。

では、次に税理士さんを選ぶ際に失敗しないポイントを、5つ紹介していきますね。

というのも、たとえ良い税理士さんの特徴に当てはまる人を見つけたとしても、その人が自分に合う税理士さんとは限らないからです。

税理士選びを失敗しないためには、良い税理士さんの中から、自分のニーズに合う税理士さんを選ぶことが大切です。

税理士選びを失敗しないポイント①:税理士タイプを把握する

税理士選びを失敗しないポイントの1つ目は、税理士タイプを把握することです。

ここでいう税理士タイプとは、サービスの特徴や報酬の決め方などを区分したもので、今回は主に3つのタイプをご紹介します。

・低価格型
・付加価値型
・特化型

税理士さんを探す際には、税理士さん側にもこのような特徴があることを押さえてみてください。

ここのタイプを知らずに、闇雲に税理士さんを探してしまうと、かなりの時間と労力を費やしてしまうでしょう。

また、お願いしたかった業務をやってくれない、金額に不満などのミスマッチにも繋がりかねません。

それを防ぐために、まずは3つの税理士タイプについて、簡単に説明をしていきます。

税理士タイプ①:低価格型

低価格型の税理士さんの特徴

・税理士報酬が安い

・申告に必要な最低限の業務、アドバイスはしてくれる

・定期的な訪問、面談はないことが多い

・イレギュラーな対応(事業承継、相続、組織再編やM&A)は業務範囲外

低価格型とは、文字のとおり税理士報酬が安い税理士さんのことです。

独立したばかりで事業が軌道に乗っていないフリーランスの方や、副業の方など、税理士報酬を抑えたい方は、まずは低価格型の税理士さんを探していただくのも良いでしょう。

税理士タイプ②:付加価値型

付加価値型の税理士さんの特徴

・定期的な面談により、タイムリーな相談や提案を受けられる

・節税や事業経営を踏まえたコンサルティングを受けられることも多い

・イレギュラーな対応(事業承継、相続、組織再編やM&A)も対応可

・税理士報酬は高め

・従業員が数十人の税理士事務所、税理士法人に多い

付加価値型の税理士さんは、経営コンサルティングなども含めた総合的なサービスを提供してくれます。

事業を大きくしていく上で、税理士さんには何でもざっくばらんに相談したい!と思っている方は、付加価値型の税理士さんがオススメです。

様々な業務を引き受けてくれる分、報酬は高めに設定されることが多いですが、幅広く質の高いサービスを受けることができるでしょう。

税理士タイプ③:特化型

特化型の税理士さんの特徴

・税目、特殊業務の分野に対して、非常に多くのノウハウがある

・特殊業務に対して、適切でスピーディーなアドバイスを受けられる

・業務の目的を達成するまでのお付き合いになる

・もちろん税務顧問をお願いすることもできる

特化型の税理士タイプは、例えば、相続税などの税目に特化した税理士さんや、事業承継・医療法人対応・上場対応などの特殊業務に特化した税理士さんのことをいいます。

フリーランスの方にはあまり馴染みがない内容かもしれません。

会社を上場させたい、創業者からお子様に経営権を移したい、会社を売りたい、相続対策をしたい等々、イレギュラーな論点が発生した場合に、この特化型の税理士さんにお願いすれば、より深い知識とノウハウで対応していただけます。

税理士選びを失敗しないポイント②:どんなことを依頼したいかを明確にする

税理士選びを失敗しないポイント2つ目は、自分が税理士さんにどんなことをお願いしたいのかを明確にしておくことです。

とはいえ、何をお願いしたら良いかまったくイメージが沸かない…という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、明確にしておくべきポイントをお伝えしますので、以下を参考に考えてみてくださいね。

明確にしておくべきこと①:お願いしたい業務を明確にしておく

税理士さんにお願いできる業務は多岐に渡ります。

基本的な税務顧問であれば、以下のような業務は、最低限必ずやっていただけると考えても良いでしょう。

必ずやっていただけそうな内容
  • 確定申告書の作成・提出
  • 税務関係の届出の作成・提出
  • 試算表の作成
  • 総勘定元帳の作成
  • 税務相談

一方で、以下のよう業務については、確実とは言えない面がありますので、これらは明確にしておくべきといえるでしょう。

注意しておきたい業務内容
  • 月次で試算表が出せるようなタイムリーさが必要か
  • それとも、年に一回の対応で問題ないのか
  • 請求書や領収書の取りまとめは、どちらがどのようにするのか
  • 面談の方法や頻度
  • 伝票や現金出納帳・売掛帳といった補助簿の作成は必要か
  • 給与計算や年末調整の対応はお願いできるのか

特に、給与計算業務は、税理士さんではなく社会保険労務士(社労士さん)の専門分野です。

税理士事務所内に社労士さんを雇っている場合は、給与計算も引き受けてくれるかもしれませんが、そうでない場合は、自分で行うか、別途社労士さんにお願いするかのどちらかになるでしょう。

また、どれくらいの頻度で、試算表の作成や面談を行うかも重要なポイントです。

銀行から融資を受けようと思っている場合は、試算表をすぐ提出できる状態にしておいた方が良い場合もありますし、そもそも請求書などの資料が多く、年に一回の対応では追いつかない場合もあります。

面談や対応の頻度は顧問料に直結してくる内容ですので、事前に考えておくのが税理士さんにも伝えやすいでしょう。

明確にしておくべきこと②:お願いしたい人を明確にしておく

どんな人に税務顧問をお願いしたいかを考えておくのも、重要なポイントです。

詳細は「税理士選びを失敗しないポイント③」でお話ししていますが、人間性のミスマッチにより税理士さんとうまくいかないパターンもよくあることです。

寡黙で黙々と業務をこなしてくれる人か、話が上手でいろいろと聞き出してくれる人か、皆さんはどちらの税理士さんが良いでしょうか。

また、性別や年齢層からもイメージしてみると、税理士さんを選びやすいと思います。

税理士選びを失敗しないポイント③:相性が合うかを見極める

3つ目の税理士選びを失敗しないためのポイントは、税理士さんとの相性が合うかを見極めることです。

当たり前ですが、税理士さんもただの”人”ですから、人間性や性格の相性などは非常に重視すべきポイントだと思っています。

税理士さんとのお付き合いは、事業が続く限り長期間に渡りますし、コミュニケーションの密度も大事な要素です。

そんな中、話しにくい方ややりにくい方と付き合い続けていくのは大変でしょう。

ビジネスパートナーとして、良き相談相手として、相性の良し悪しはよく見極めてみてください。

話しやすい方や共通点がある方、コミュニケーションにストレスがない方など、実際にお会いして確かめてみるのがオススメです。

税理士選びを失敗しないポイント④:適正な顧問料を把握する

税理士選びを失敗しないためには、適正な顧問料を把握するのも重要です。

なぜなら、お願いしている業務に見合った顧問料を支払うべきであり、ビジネスである以上、それが高すぎても安すぎても良くないからです。

顧問料が高すぎるとこちらが損していることになりますし、逆に安すぎると税理士さん側でやっつけ仕事になってしまう恐れがあります。

ただ、顧問料の適正さは地域性や業務内容にも左右され、判断が難しい場合もあると思います。

迷った場合は、複数の税理士さんにお会いして比較検討をしてみたり、会計事務所で働く知人に聞いてみたりするのが良いでしょう。

また、お支払い可能な金額感を、ご自身であらかじめ決めてから、税理士さんを探すのも一つの手です。

税理士選びを失敗しないポイント⑤:複数の税理士さんと会ってみる

税理士選びを失敗しないポイントの5つ目は、複数の税理士さんとお会いしてみることです。

例えば、引越しをする際に、引越業者間で相見積りを取り、サービス内容と金額を比較して引越業者を決定する場合が多いと思います。

それと同様で、複数の税理士さんと実際に面談をしてみて、自分に合った税理士さんを見つけるようにしましょう。

最近は、リモートでの面談をしていただける税理士さんもたくさんいらっしゃいます。

文面だけでは人間性や雰囲気はわかりませんので、対面でも画面上でも良いですから、実際に会ってみる、というのも重要なポイントです。

税理士さんを探す5つの方法とそれぞれのメリット・デメリット

ここまでで、税理士さんを選ぶときのポイントをお伝えできたかと思います。

ですので、次はそのポイントを押さえながら、実際に税理士さんを探してみましょう。

いくつかの方法と、そのメリット・デメリットをご紹介しますので、どの方法が探しやすいか検討してみてくださいね。

税理士さんを探す方法①:知人の紹介

1つ目は、知人の紹介を受けることです。

お知り合いの方に、自営業や起業された方がいらっしゃれば、この方法が最も手軽に税理士さんと出会えるでしょう。

知人から紹介を受ける場合のデメリット

デメリット
  • 自分に合っているとは限らない
  • 契約解除がしにくい

知人からの紹介の場合で念頭においていただきたいのが、知人にとって良い税理士さんだからといって、自分にとっても良い税理士さんとは限らない、ということです。

そして、やっぱり合わないなと感じても、紹介者に気を使って、契約解除しにくい…というのは良く聞く話です。

知人から紹介を受ける場合のメリット

メリット
  • 人間性や素性がわかる
  • サービス内容が事前にわかる
  • 自分に合った税理士さんであれば、最も手軽な方法

紹介してもらう前に、あらかじめこちらの要望を伝えてくれたり、逆にどんな税理士さんかを聞くことができたりするでしょう。

他の方法より、身近で親しみやすいと思いますので、自分にも合った税理士さんであれば、最も労力をかけずに税理士さんを選ぶことができます。

税理士さんを探す方法②:インターネット検索

2つ目の方法は、インターネット検索です。

Freeeの認定アドバイザーや、税理士事務所のHPを見ていくといった方法がありますが、税務顧問を探す場合には地道な作業になるでしょう。

インターネット検索で探す場合のデメリット

デメリット
  • 人間性や素性がわからない
  • すべての税理士さんが出てくるわけではないのに、作業量が膨大

インターネット検索の場合、文字情報と画像情報しかないので、雰囲気だけで複数人に絞るのは難しいと考えられます。

インターネット検索で探す場合のメリット

メリット
  • 隙間時間で調べることができる
  • サービス内容や得意分野がわかる
  • 業種や特殊業務の絞り込みはしやすい

「場所 税理士(事務所・法人)」「特殊業務 税理士(事務所・法人)」などで検索をかける場合、HPを持っている税理士さんはヒットしやすいでしょう。

人間性とは逆で、サービス内容や得意分野は明確に記載されていますから、特殊業務をお願いしたい場合は、一番簡単に探すことができるかもしれません。

税理士さんを探す方法③:銀行・商工会議所の紹介

銀行や商工会議所から紹介を受けることもできます。

商工会議所であれば、税理士さんが無料相談を行っていますので、その時にお願いをすることも可能です。

銀行・商工会議所の紹介を受ける場合のデメリット

デメリット
  • 人間性や素性がわからない
  • 複数人と会って比べることができない

銀行や商工会議所からの紹介の場合、信頼性が高そうなイメージはありますが、実際にはどんな税理士さんが出てくるのかわかりません。

また、なかなか複数人とお会いすることも難しいため、ミスマッチは起きやすいと考えられます。

銀行・商工会議所の紹介を受ける場合のメリット

メリット
  • 銀行や商工会議所に融通が利きやすい
  • サービス内容や得意分野がわかる
  • 商工会議所の無料相談であれば、実際に会って話すことができる

銀行などから紹介を受ける場合の最大のメリットは、金融機関に融通が利きやすくなることでしょう。

税理士さん側も紹介を受けているという立場なので、金融機関に対しては積極的に中を取り持ってくれる場合が多いです。

税理士さんを探す方法④:異業種交流会に参加

4つ目の方法は、異業種交流会に参加することです。

とはいえ、必ずしも税理士さんに出会えるわけではないので、広く知り合い作りをしながら税理士さんも探してみたい、という方にはオススメです。

異業種交流会で探す場合のデメリット

デメリット
  • 税理士さんが参加しているとは限らない
  • そもそも営業してくる人が多すぎて煩わしい

異業種交流会で税理士さんを探す場合のデメリットは、費用対効果が薄いことです。

そもそも税理士さんが参加していないかもしれませんし、税理士以外の方から営業を持ち込まれることも多いでしょう。

税理士を探すためだけに異業種交流会に参加するのは、あまりオススメできません。

異業種交流会で探す場合のメリット

メリット
  • 知り合い作りをしながら、税理士さんと出会える
  • たいてい税理士さんがいるのでつながる確率が高い

税理士さんを急いで探していない場合や、知り合い作りの一環として出会えたら…と考えている場合には、異業種交流会に参加するのも一つの手だと思います。

税理士さんを探す方法⑤:税理士紹介サイトの活用

5つ目の方法は、税理士紹介サイトを活用することです。

できるだけ手間暇をかけずスピーディーに税理士さんを探したい方には、非常にオススメの方法です。

税理士紹介サイトの中には、相談から税理士さんの紹介までを無料で行ってくれるところも多いので、積極的に活用してみても良いかもしれません。

税理士紹介サイトから探す場合のデメリット

デメリット
  • 高品質で人気の税理士さんは登録がない
  • 顧問料が安いと、業務範囲が狭い場合がある

税理士紹介サイトの多くは、紹介料を税理士さん側から貰っているため、紹介を受けなくても仕事があるような大手・人気の税理士さんは登録していません。

また、顧問料の安い税理士さんが拮抗していることから、価格競争になるため、どんな業務を引き受けてくれるのかは良く確認しておくべきでしょう。

税理士紹介サイトから探す場合のメリット

メリット
  • プロの視点で選別してくれる
  • 複数の税理士さんと面談・見積りができる
  • 安い顧問料でお願いできる税理士さんを探しやすい

デメリットとは相対的に、顧問料の安い税理士さんは探しやすいといえるでしょう。

また、紹介サイトの担当者が事前に希望を聞いてくれますので、ミスマッチは少ないと思われます。

税理士さんとのアポ取りや見積りの際も、すべて紹介サイトの担当者が間に入ってくれますから、こちら側の手間暇や負担は、圧倒的に少ないことも大きなメリットです。

税理士紹介サイトを利用した税理士さんの探し方については以下を参考にされてください。

[税理士さんの探し方まとめ]
税理士紹介サイトおすすめランキング
税理士さんの探し方や選び方
税理士費用相場まとめ
[税理士紹介サイト口コミ記事]
税理士ドットコムの評判や口コミ
税理士紹介エージェントの評判や口コミ
ベンチャーライフの評判や口コミ

税理士さんの選び方や探し方についてまとめ

今回は、税理士さんの選び方・探し方について、詳しく解説をいたしました。

社長やフリーランスの方にとって、税理士さんは良き相談相手であり、ビジネスパートナーです。

この記事でお伝えしたポイントを参考に、ぜひいろいろな税理士さんとお話してみてください。

皆さんが、長く親しくお付き合いできる税理士さんと出会えることを願っております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次